ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ダーティ・ダンシング

いやー、これってこんなに有名な映画だったの? 正直知らなかったのでめちゃくちゃビックリしている。『天使にラブ・ソングを…』の監督だったのね。なんで見始めたかというと「僕らを作った映画たち」に出てくるからで、この映画を見終えないとSeason1がいつまで経っても見終えられないんだよ……いや実際あのドキュメンタリーがめちゃくちゃ面白くて、それをきっかけで映画を見る現象が起こっている。良いことである。

映画に関してはきちんと素晴らしくて、「ダーティ・ダンシング」という大変刺激的でアピール力のある物事を中心に、高級な避暑地で身分違いの恋、親子の対立とその克服……というまあ普遍的な問題をストーリーに織り込んでいるわけで、いやあこれきちんとした脚本だなあと思いますよ。あとダンスによる恋愛に対して堕胎の適法性みたいないかにもアメリカな要素もしっかり織り込んであって、うーんそりゃあヒットするに値する内容だなあと思います。

がが、まあ根本的にこの映画の素晴らしさを支えているのはヒロインの美しさだよなー。時間の経過とともにダンスが上達していく、というのはそりゃまあそれだけで魅力的なわけだけれども、この映画ってその上達がストレートに女性の成熟というか、肉体的な魅力が増していくところを描いているわけじゃないですか。映像的には本能とか完成にきちんと訴えかける映画になっていて、これは本当に素晴らしいことだと思いますよ。