ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

超解読 まどかマギカ

 

そういえばだいぶ前に安いときに買っていたのだった。読む。

かなーり時間が経ってしまっているわけだけれども、今読み返すと年表の掲載なんかも含めて、現象そのものをきちんと記録に残そうとしているんだなーというのがよくわかる。こういう感じは忘れ去られてしまうものなので、こういうふうにひとつの書籍としてまとまっているのは重要だなーと思いました。

各セクションに対して言及があるのだけれども、シナリオに対しての分析が結構しっかりあるのは、やっぱりまどかの特徴をそのように捉えているからなんだろうなあ。新房監督だけでももちろん一冊かけるだけの情報量はあるんだろうけど……

内容については、まあここら辺は深読みが過ぎるんじゃないの? みたいなところがちょっとあったりしたけれども、それを含めてこのタイトルなんだろうなーとは思う。優れた作品は多様な読みを許容するのでまあそれはそれで良い作品の証拠なのでしょう。

しかしこの立ち位置の書籍でも、ユーザーコミュニティのリアクションを厚めに拾ってんだなー。中には著者自身のキャラクターへの思いなんかも強めに入っていたりして、あーこういう需要のされ方をしているコンテンツなのだなーというのが改めてよくわかりました。