デジタル庁の人事が問題になっていたので、果たしてどういうことだったの? という興味で見始めた。
Netflixの事実を追いかけた連作のオリジナルドキュメンタリーでありがちなんだけど、ちょっと全体がたるいというか、「もっと情報詰め込めるだろ!」という気持ちがある。あるんだけれどもしかし一方で、「女性たちの被害を描くにはそれに相応しい尺が必要なんだろうな」という気持ちもある。まあ向き合うしかないよな……
ただ、事件はそういった個人の部分にフォーカスが当たっていて、人身売買が組織的に行われていたのか? みたいなところにあまり踏み込んでいけてなくて残念ではあった。まあ明らかに個人のスケールを超えた事案だとは思うんだけど、番組にするだけの内容が固まらなかったってことかしら。あと資金洗浄の知りたかった部分は触れられてなくてうーんって感じ。
それにしても有名人がガンガン出てきてビビるな。トランプにクリントンにケヴィン・スペイシーまで顔見せされると、いやーさすがにちょっと好きに摘みすぎじゃない? みたいなことは思う。それだけmetooの運動が強力だったんだろうなーとは思うけど。
っていうかこういうドキュメンタリーを見ると、アメリカの社会では人権運動がきちんと社会を動かしている、正常に機能しているんだなーということが感じられて大変羨ましくなってしまいますねー。
デジタル庁の人事はどうなることやら……