ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

命をつなぐ動物園

 

戦争中に動物園がどうやって動物を保護したか、みたいな話ってとてもしんどいよねーと思って見始めたらユダヤ人を救う話でビックリしたよ。そしてめちゃくちゃ面白い。そりゃまあユダヤ人迫害をテーマにした映画もたくさん撮られるわけだよなあ……

しかしまあなんというか、自分どころかその家族の命を危険にさらしてまで、見ず知らずの人間を救う行動ができるというのは、本当にすごいよなあ……ちょっとすごすぎる。見捨てたって誰もそれを責めないような状況の中で利他的な行動を取るとか、うーん……自分がその立場だったら絶対にそんな行動とれないだろうなあ、とは思う。やっぱりあれかな、動物園で飼育のしごとをしていると、そういうところに普通の人間とはちょっと違う感覚が生まれてきたりするのかな。

ピアノの音で危険を知らせるとか、昆虫標本をきっかけにゲットーへの通行証を手に入れるとか、ディテールのエピソードが素晴らしすぎて、これそのままなんかの映画に流用されていても自然だよね。っていうかすでに流用されてたっけ? と思うくらい自然。

しかし「ポーランド」と言われても全然全くイメージが湧かなかったのが、第2次世界大戦の前後に関わるあれやこれやで、ようやくなんとなくイメージができるようになったな。