ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ニューヨーク LGBT運動の夜明け

 

あーなるほどねー。女性の権利運動と黒人の公民権運動に隣接して、セクシャルマイノリティの権利運動がどのように勃興したかというインタビューなんだけれども、なるほどこういう空気だったのかー。そこそこドキュメンタリーは見ていたのでなんとなくこんな感じだろうなあとは思っていたんだけれども、当事者のインタビューがガンガン入って順を追って……というのだとやっぱり見ていて来るものはあるな。当時の左翼系の運動に影響を受けた活動とか、あと組織が分裂するあたりとか、そこら辺の展開はやっぱり当事者の声がないとねー。そしてそれらが現在のパレードでも看板を手に街を練り歩いているのを見ると、あーそうかー歴史をきちんと連続させていくことの意味ってあるんだなーと思う。公民権運動がきちんと現代の生活に連続しているというのがわかるのはとてもすごい。まあアメリカという若い国だからこそ歴史を大事にするみたいな意識はあるのだろうけれども。

後はドラァグクイーンがリスペクトされる理由が説明されていて大変納得感があった。LGBTのドキュメンタリーを見たときちょっと立ち位置がよくわからんけどリスペクトされてるよななんでだろ? と思ってたんだよなー。真面目にネクタイを締めているあたりではなくて、社会からはみ出たアウトローのポジションから異議申し立てが起こった当たりとか、なるほど多様性を許容する社会は重要だよなーと思うなどした。