ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

トンネル建設に揺れる村 ジョージア“一帯一路”の陰で

ぶっちゃけ一帯一路ってのがなんだかよくわかってない。だからもしここにもっと大きな枠組みで読み取るべき暗喩みたいなのがあったなら全然捕らえられていないのだろうなあとは思う。そういうの抜きにすると普通の異文化の衝突で経済原理によって古き良き生活の一部が切り崩される、まあごくありきたりな問題が並べられてるだけだよなあと思わなくもない。『アメリカン・ファクトリー』みたいな寓話性みたいなのはそんなにないんじゃないの? と思う。

思うんだが、まあそれはそれとして、住民の困惑と怒りを生のままドン! とのっけるその素材の味には、うーんやっぱりちょっと心揺さぶられてしまう。変に強く意図が前面に出てないだけ、「あーこの地域でこのまま生きていくとこういうことが起こるとそりゃあ困るよな……」みたいな実感は湧いてきやすいのかもしれない。

というかもう内容と関係なく差し込まれるクマのエピソードが面白すぎるよな……突然ポーンと放り込まれてそれをどう解釈して良いか全くわかんないもん。「ガリガリだから食われずにすんだ」とかそういうナイスなジョークも「え、えっと……」という感じで処置に困るわけであり……いやあ、不思議なドキュメンタリー。