ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

マ・アナンド・シーラ: その真の姿

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うーん、なんじゃろなーこれ……「ワイルド・ワイルド・カントリー」が公開された後の状況を描いているワケだけれども、なかなかどう捕らえたら良いのかがよくわからんドキュメンタリーであった。いやもちろん人間なんだからどう捕らるのか一元的に見るのは危険、というのはシーラ自身の主張ではあるのだろうけれども、しかし出所してからスイスで障害者の介護施設に勤めているという現在の状況がそもそも結構飛躍しすぎてて、一体どうやって捕らえれば良いのかわからーんというのが正直な所。いやまあそういう空白をすっ飛ばして過去の悪のシンボルとしてのシーラを引っ張り出そうとするマスコミに対するカウンター、みたいな話のつくりではあろーけどさ。っていうかこのドキュメンタリーの編集そのものが、過去のシーラの悪としての状況を物語として強調する編集にはなっているよね。

その間の空白を埋めたりしないのは、まあ意図したモノなのかしらねえ。だから途中に父親との関係性とかがスッと入ってくると、あーうんそこら辺の家族とのしがらみとかそう言うので人間性を知りたいんだよなーみたいな風には思ったのだった。