ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

クイーンズ・ギャンビット: エンドゲーム

https://www.netflix.com/title/81301714

あ、はい。こういう終わり方ですか……という感じ。エンタメとしてはわかるんだけれども、結局愛を巡る話で依存症を解消して仲間も彼女を希望として見てくれていて冷戦同士の勝利も行ってその後に市民とチェスしちゃって……というのはエンタメとしては圧倒的に正しいんだけれどもアメリカの病理みたいなのをあんまりサックリチャラにしすぎじゃない? というのは思う。依存症になっていた最中の描写はともかく、そこから立ち直るために苦労しないのは、いやーちょっとないでしょーとは思う。あそこでセックスナシでOKになったのも成長としてはわかるけどさー、飛行機の中で本読んでりゃ世界チャンピオンになれるとか、薬使わなくても同等のことができるようになったからピンチも大逆転とか……うーん、なんかそれでいいの? と正直思うところはあった。あった。

っていうかさー、あの時代性でようやく黒人女性弁護士志望とか出しておいて、その踏み込みってどーなのよ? という感じがやっぱりするんだよなー。ベトナム戦争バリバリのタイミングでしょ? その中で単純に薬物中毒克服して冷戦にも勝利してでも私は政府の犬じゃないぜ! みたいなハッピーエンド描いちゃって良いの? 余りに絵空事が過ぎていて、うーんやっぱり好きになれないなあという感じ。うーん、難しいなあエンターテインメント…