ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

人身売買 子どもたちの再出発

 

うーん、このリアリズム……人工湖で行われる漁と、それに騙されて連れてこられる子供……そして何人かは溺れて死ぬ……いやあ……施設の場所が非公開というのがもう圧倒的なリアリティで、グサッとくる……

印象深いのは「教育」が重要なものだと考えているところだよな。貧困から抜け出すには教育が必要、しかしその教育を与えるだけの社会的資源がない、という……かつて自らも奴隷として扱われていたNGO職員が、子供を学校に連れて行こうと出向くシーンの緊張感が凄まじいし、そこで村人たちの話し合いのシーンもすげーリアリティに満ちてるよなあ。教育……そうか、教育か……

母親との再会のシーンも、大袈裟に泣いたりするんじゃなくて静かに喜ぶ感じのリアリティが半端ないし、湖に来てかつての奴隷仲間に別れを告げるシーンもホントにジーンとくるし、うーん、すごいなあこのドキュメンタリーは。

いやまああるだろうなあとは思っていた事象だけれども、実際ドキュメンタリーとして見せられると、その圧倒的なリアリティに打ちのめされてしまった感じで下。