グレース・ケリー! ヒッチコックの映画で出てくる人! と思ったらヒッチコック本人まで映像に映っていて笑った。まあ以下にもヒッチコック好みの女優、って感じの人よね……
しかしドキュメンタリーとしては結構中途半端というか、なんかよーわからんなーって感じで、ラストで「グレース・ケリーとはどんな人だったのでしょうか?」みたいに何の考えもなしに視聴者に投げられたときは爆笑した。いやーそういう話じゃないでしょこれ。序盤特に父親から認められないみたいな所で話をドライブしたのに、それが途中でスン! と消えてしまったり、なんかそこら辺がスーパー中途半端。
まーでも別に物語として消費されることに対抗される人生でもあったのだろうから、そこら辺はそれで誠実な態度ではあるのかしら……まあホームビデオで散々人間としてのグレース・ケリーの美しさ、みたいなのが見られたので良かった良かった、という感じではありましょうか。
しかし車中で脳梗塞のパートはなかなか「うっ」と来るなあ。モナコっぽいヘアピンカーブとか、そうかー娘が生き残ってて状況を覚えているのかーとか、最後に「ごめんなさい」のリアリティとか……