ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

バイヤーズクラブ いのち救う薬を求めて

 

うおーおもしろすぎるー……

C型肝炎に対する特効薬がクソ高くて変えない、しかしインドならジェネリックでクソ安い……という状況で、個人輸入のネットワークを作る人の話なんだけれども、こんなん即映画化じゃん、みたいな状況だよなー。っていうかまさに「ダラス・バイヤーズクラブ」から組織の名前をもらったってのはさすがに笑った。法の抜け穴を突くどころかグレー/ブラックに踏み込んで個人輸入のネットワークを作ってしまう側の理屈の圧倒的な正しさとか、それに対しての企業の振る舞いとか、まあ普通に今の時代で取り上げるに足るテーマになっているよなあ。

っていうかそんな「ザ・特効薬」みたいな薬が出る状況が「マジかよ……」だし、その特効薬に高い値段がついているのも「マジかよ……」という感じ。薬の開発に莫大な先行投資がかかっちゃうのはわかるけど、それって命の値段であるからなあ……こないだの抗生物質のドキュメンタリーでも取り上げられていたけど、新薬の開発ってやっぱり私企業に任せっきりでは制度的に欠陥があるよね……っていうかギリアド・サイエンシズってレムデシビル作ってたりもするのね。ほえー。

あとで知り合いの薬剤師に聞いたんだけれども、日本ではどーもそんなにデカくない負担でちゃんと処方してもらえるという話なので、そこら辺は日本の保険制度に感謝って感じではある。