ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ワイルド・ワイルド・カントリー: シーズン1: パート6

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うーん……このくらいのスケールで事件が終わるのか……いやあ結局テーマが余りにも面白いというか頭が良いというか本質を剔っていて、カルトの過激なイメージで見ているとちょっと当てが外れちゃう感じの作りになっているよね。とりあえず最終話はバグワンを巡る話になっているけれども、全体的に彼の内面とかカリスマとかがいまいち伝わりづらい作りになっていて、見ていてもうーんなんだかなーという感じになってしまう。でもまあそのなんだかなーという感じの断絶が、そのままカルトと一般人の感覚の違いなんだよなーとかも思う。

とはいえこういう色んな立場の人間の色んな解釈がある物語の終わらせ方はとても素敵だなあとは思っていて、ここで薬漬け陰棒論とかぶっこまれて最高だなーという感じはする。あとは最後の最後まであのスパイのおっさん面白かったなー。

最後に感動的な音楽流れていたけれども、コミューンの解散に際した人々の笑顔はやっぱりなんだか印象に残り、うーんしかし内部の人間的にはあのバイオテロとか指導者の個人的な問題という感じで解決されちゃってるの? とかは疑問に思うなあ。それぞれ当時あったことを自分の中でかなーりポジティブに咀嚼して人生を送っているのが、あーうんでも実際そんなものなんだろうなあ、と思う。

しかしなー、司法取引ってやっぱりやべーよなー。アメリカの民主主義を根幹から支える公正さを追求……と思いきや、そこに司法取引を持ち込むことで一番重要な信念がポーン! と投げ捨てられちゃうんだもんなあ。そこら辺も含めて、今のアメリカという国って感じなのであろーか。