ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ワイルド・ワイルド・カントリー: シーズン1: パート2

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だんだんギアが上がってきて大変楽しいパート2。そして最初に自分が漠然と思っていたことが色んな意味で間違っていないなーと納得できるのだった。結構イイ線突いていますね自分。

パート2は地域の乗っ取りと住民との対立が軸になるのだけれども、いやー、これどっちが良いとか悪いとか単純には言えないような作りになっていて、めちゃくちゃ面白いなー。カルトを題材にすることで、他者の人権を尊重しなければならないのに、それが感情的に受け入れがたいという状況を大変わかりやすく示していてとても良いなーと思いいました。まして新教の自由というのはアメリカ建国においてめちゃくちゃ重要な概念なワケで、そこら辺の代替できない価値観をテーマにこういうアンビバレンツな想いをぶつけてくるのはうーん題材の選び方が冴えているなーという感じ。いや題材の選びかたっつーか、そもそも起こった事件がめちゃくちゃ含蓄が深すぎるわけだけれども……余生を過ごそうとした蓄えも多くない老人の村というアングルも、まあできすぎだよなあ……

そして政治制度がハッキングされていく様もうおーオモシローという感じ。やっぱり文化が衝突するとそれまで慣習的に問題のなかった制度の不備が明らかになるものなのだなー。いやー、今見ても全然学べることは多いと思います。