あらー想像以上にオーソドックスなラブストーリーに収まってビックリしてしまった。いやー本当にこれでいいのかなー。最初の方は本当にどうしようもない人間関係の話なのだろうなーと思ったら、途中のギャンブルで突然流れが変わっちゃったもんなー。まあいいのかこういう落とし方の話があっても……とは思いつつも、途中まで散々「頭がモヤッとする」とやり所のなかった躁鬱病が病気でと彼女であんなにスコーンと変わってしまうのは……まあいいのか……いいよな、そういう話だもんな。
このストーリーだとヒロインをいかに魅力的に説得力を持って描けるか、というのがなによりの問題だと思うのだけれども、この造形はさすがだなー。単純な美人でないキュートなヒロインってかんじがめちゃくちゃ出ていてすごいなーと思います。策略とか下調べとかきちんとする子であるのが随所のエピソードでビシバシ決まってて良いですね。
脇役もまあみんなきちんと仕事をしていてとても良いですね。家族のあのビミョーな距離感がマジで堪らんなー。ロバート・デ・ニーロが最後にしつこい長回ししたのは笑ってしまったけど。あんなたっぷり見せる必要ある?