ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

伊豆漫玉ブルース

 

伊豆漫玉ブルース (ビームコミックス)

伊豆漫玉ブルース (ビームコミックス)

  • 作者:桜 玉吉
  • 発売日: 2019/01/12
  • メディア: コミック
 

うーんなんというんだろう……この……老いを迎えていく漫画家の日常を、淡々と、ただ淡々と読んでいくという……何の気負いもなく、かといってつまらないわけでもなく、ただ淡々と……日々の気付きを描かれると……うーむ……なんだろうこれは……永遠に読める……永遠に……なんかこんな感じで少しずつ置いていって、どんどん縮んでいって、やがてひっそり枯れ葉のように息を引き取るんだろうなあ……みたいな、この……この……この……

最近Twitterとかで自分の経験をマンガにして切り売りしてる人をよく見るけれども、ちょくちょくそれでメンタルを崩しているような人もいるっぽくて、あーそうだよなー自分の人生をエンターテインメントとして切り売りするってことはそういうことだよなーと思う。そういう意味では、まあ前に出ていたいくつかの作品も含めて、わざわざ伊豆まで車を走らせて原稿録りに行くO村さんはそのツケを払ってるっていうか、リハビリにつきあっているというような感じで……いやあ、こうやって玉吉先生のマンガが読めるだけで、よかったなあ……人が生きるというのはこういうことなんだなあ……とおもいました。はい。