うーんちゃんとしてるなー。このページ数でこういうふうにアクションブチ込みつつ的のデザインもちゃんとしていて、いやあ大変よくやっているなあと思いました。素直に感心。
「魔法少女まどか☆マギカ」って改めて振り返ると、心情のドラマを描くのが重要なのでこういったどっちかっつーと少女マンガ? な表現が求められてしまうのはわかるのだけれども、一方でヤクザ映画かよみたいな立場と義理と人情の鬩ぎ合いみたいなところも必要とはされていて、そこはどちらかというと人間関係の設定からスタートしなければならないところだよなーとは思う。そういう意味では、キャラクターの立ち位置が深まりづらいこの物語設定のスタートはちょっと厳しい所もあったよなー。
ともあれ、巻数なんかも合わせて、アイディアから物語のスケール感をこのくらいに落とし込んだのは大変納得できるところではある。謎をきちんと謎として描いていて大変好感が持てます。展開もしっかりしてたしねー。
まーしかしそれにしても、記憶操作を使ってしまうとドラマって難易度が一気にめちゃくちゃ高くなってしまうよなー。そこら辺のコントロール、がんばってはいるのだけれどもやっぱちょっと難しくね? とは思いました。