ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

スリーメン & ベビー

 

スリーメン & ベビー [DVD]

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  • 発売日: 2004/06/18
  • メディア: DVD
 

へー。スポックって監督やってたのかー。全然知らなかったぜ!

80年代の香りプンプンで咽せそう。このテキトーさ、力が抜けた感じは、まあ今じゃなかなか再現できないのだろうなーと思う。

というかこれ実はすげー危うい題材を扱っていて、そもそもペントハウスに3人男がルームシェアって結構予断を許さない状況じゃないですか。胸毛ボーボーランドだし。そこをOPからガンガン女を連れ込んでゲイじゃないアピールをしまくったのはなんか解法としては結構雑でございますよね。

あとやっぱり見逃せないのは女性側の事情で、「NYで働きたい」という女性の社会進出みたいな下敷きがあるのはまあ良いんだけれども、だからといって勝手に子供を置いて仕事をして、しかも勝手に連れ戻そうとして、さらに最後に心変わり……みたいなストーリーの都合に振り回される立ち位置になってるのは本当に不憫だよねえ。「クレイマー・クレイマー」でも同様のストーリーの流れは途中あったけれども、あそこでメリル・ストリープが芝居でめっちゃ強引に展開を正当化していたんだなー、というのは改めて感じました。

しかしもうちょっとこう男性側3人の事情を書き分けることはできなかったのだろうか。もう少し仕事とか絡めてトラブルしてしまっても良かったよねー。おむつにヘロインぶっこむのがまあ80年代ってかんじだけど。でもコカインじゃないんだね。まあアジアに行ってたからかしら。

結構アドリブもあったのだろうけれども、3人で子守歌をうたうシーンは本当に素晴らしく記憶に残りました。