ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便

  

雑にカートに入れて買ったので、事件について色々書いてあんのかなーと思ったけど、ただひたすら遺体の確認の話だった。墜落現場の話も全くなくて、ただただ遺体が運び込まれた灼熱の体育館の中でウジの這う遺体と戦う人と、残された遺族の話。いやー、全く予想していなかったんだけど、こんな迫真のルポ一気に読まざるを得ないでしょ……もちろん事故の名前くらいは知っていたし、そこで機長がどう行動したかみたいなドキュメンタリーもなんだかんだ見てはいたけれども、その事件があったからにはもちろんこういうことも行われていたわけだよなあ……いやあ……想像力が全く働かなかった。

とにかく体育館を用意する、辺りから言われてみれば確かに……というレベルで。夏だし遺体はすぐに傷むだろう事はわかっても、それを運んでウジ殺しかけて洗って綺麗にして、というのはもう想像力が全く追いつかない。丁寧に処置をして遺族に見せられるように整えるとか、もう、それだけでも胸に迫るものがあるよ。

しかしこういう事件こそ、きちんと休養とらせて交代制で……みたいなつくりにはできないものなんですかねえ。責任感があるのは結構だけれども、システムで効率的にやらなきゃならないヤツでしょうコレ。ちょっと組織作りの優先度が低すぎる。指輪なくする程度で済んで良かったね、と正直思いますよ。