いやーすごい、すごいなこれ。
とにもかくにも情緒で全てを丸め込んでしまうのがいかにも日本の解決ってことでブッ飛んだ。だってこれどう考えても管理社会の話だしフェミニズムの話だし権利運動の話じゃないですか。学校が男性的な社会でそこに対して反旗を翻す少年+少女に、学校でセクハラ受けてる先生が助太刀に入って、権利運動を開始するわけじゃないですか。
マスコミを使わず要求を呑ませるための手段もなく、さてさて果たしてこのストーリーはどうやって決着をつけるのかな? と思ったらとりあえず戦車が出てきてブッ飛んだ。いやまあ確かに学校内で「アリアハン」言ってたし、そういった管理社会で軍隊めいたガジェットを、オタク的想像力で無効化して武器にしてしまう……というのはナシではないのか? ないのか? と思ったらラスト脱出して花火ドーンで周囲がなんか「綺麗……」って感動のエンディングが流れ出してしまうのはマジで大爆笑だよ。具体的な目標もなくでも精一杯努力すれば闇の底から神様的なスーパーガジェットが現れてなんか知らんけど情緒に訴えて問題を丸く収めてくれるんだねーうわーすごい。こりゃさすがにお花畑としかいいようがないよ。すごい。オタク的想像力で現実と向き合うだけで、これめちゃくちゃいい話になるはずなんだけどなーなんでこうなるかなーすげーなー。