ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

結婚が前提のラブコメ

 

結婚が前提のラブコメ (ガガガ文庫)

結婚が前提のラブコメ (ガガガ文庫)

 

ややややややややべええええええええええええええええ!!!!

きっっっっっっっっもちわるうううううううううううう!!!!

この気持ちの悪さをどうやって説明したものか……婚活という大変デリケートでひとりの人間の人生を賭ける行為を、キャラクターという記号的で情報が省略されたキャラクターがラブコメ時空で行うというミスマッチが、脳をバグらせる。いやバグって面白い効果が生まれているかというとそういうわけでなくて、いやその接点を上手く突いてやれば面白い効果が生まれてくるはずが処女膜チェックだもんなー絶対自覚ない。多分そういうリアリティの齟齬みたいなのをなにも考えずに企画の全く違うパーツ同士を無理やりガッチャン越しちゃってる感じがヤベー。背筋が凍る。

そもそも結婚にまつわるアレやコレや、特にキャラクターが主体的に婚活をするならば、老いという最もデリケートな部分を扱うはずなんだけれども、そういうところは全く無視してただ克服すればオッケーなトラウマやら弱点やらを記号的に植え付けられたキャラクターたちが活動して、いやーこれはある種の冒涜だよなーとすら思う。言い過ぎ? っていうか結婚という大変プライベートな状況に臨むヒロインを描いているのに、よくもまあそのプライベートにずけずけと踏み入れるキャラクター群を書けたもんだよ。読めば読むほどデリカシーのなさにキャラクターへの好感度が下がる感じ。