うーんすごい。調べたら力を込めている作品であるのがわかったけれども、しかしそれにしたっていやー気合い入ってるなー。特撮の凄さにまあとにかく見入りますよね。一方で日常パートやらどんちゃん騒ぎやら建設現場やらもすげー気合いが入ってて、うーん超贅沢。愉快な歌に突然の怪獣まで飛び込んじゃって、いやーこんなん面白すぎでしょ。いやあ、こういう日本映画、特撮映画があったんだなーと改めて唸らされました。
しかしアルマゲドンとは別アプローチで地球を避難させる、その際の被害をきちんと描く、というのはまあいかにも日本のメンタリティーだなーと思わされます。最後に「東京を都市計画でやり直そう」みたいな話が差し込まれるのも、これあきらかに関東大震災・東京大空襲の比喩であることの証拠ですよねー。序盤の空撮で高度経済成長期の東京がしっかりと映し出されるのも、そこら辺の意識の表れだよなー。
そして、そうか、最初に犠牲になる宇宙船は隼なんだなー。いやー、ここら辺のオマージュというか伝統というかはどこがどうなってどーなんだか、まあともかくきちんと意識して追えたので良かったです。