いやーさすがにラストは笑う。あの偶然をアリにすることで物語的なカタルシスを担保させちゃうのはマズくねーか。印パ間の紛争の原因を作ったイギリスの画策をこんな作為的なエンタメ的結末で「良かったネ」って結末するのキツすぎるでしょ。しかもそれがヒューマニストの主人公が自らを犠牲に捧げてる現場で起こる、という立て付けなワケでしょ? 印パの暗喩である2人の悲恋に一生責任を負っていかなきゃならないストーリーでしょどう考えても。いやー、エンタメの圧力に負けたって感じだよなー。
まー植民地支配をテーマにした作品なのでイギリスはクソだなーという結末にならざるを得ないのはしょーがないよねーと思っていたが、チャーチルの陰謀は想像していた以上にクソな結果を導いていて本当にビックリした。いやーホントにやべーなイギリス。
ところで映画の「ガンジー」で、なんだかんだヒンズー教徒とイスラム教徒の関係が曖昧だったので、おーなるほどこういうことだったのかーと実感したというのはある。宗教対立があったといっても、結婚とかどーなのとかそういう肌感覚みたいなのは想像がつかないからなー。あとバングラディッシュって昔は東パキスタンだったのか。なるほどねー。