うーんよーわからーん。憲法修正第一条を巡る運動の中心が、しかしある種凡俗な人間によって支えられていた、という図式はまーわからんでもないんだけどこんなに長くダラダラ引っ張る話なのかしらー。まあ事実に基づく内容だから、リアルタイムで見ていた人には事実をなぞるだけでわりとショッキングな出来事なのかもしれないけれども、中で描かれている母と子の確執みたいなのはわりとふつーというか、あーはいはいそうなりますよねーで終わってしまう感じ。サスペンスとしてやるならやるでもうちょっときちんとドラマにしてもらいたかった。
ま、でも信仰と個人と国の関わりみたいなところは確かに面白かったか。断酒会で神に祈りを捧げるくだりもうーん残酷ー! って唸った。あと母親が口座を隠してパフォーマンスをして集めた1ドル札に「IN GOD WE TRUST」なんて書かれているのはまあだいぶ味わいと思うんだけれども、そこら辺にも触れられたセリフのやり取りがあったのかしら? 英語が聞き取れないのでニュアンスが掴めずに終わってしまったぜ……
あと黒人のゲイが出てきたり、そもそも活動の開始が60年代だったり、あーなるほどそういうバックグラウンドでこういう人物造形で描くのねーというのはなかなか面白い。