リカウント

リカウント [DVD]

ふへー当時は詳しくは追ってなかったけど、こういう事が起こっていたのか……いやはや、こういうことが起こってると、アメリカにとって選挙というのは民主主義の根幹という意識が根付くんだろうなあ。でもってそれが裁判所の判断で大きく左右されるわけだから、そりゃまあそこらへんの緊張関係にも視線を向けなきゃなーって感じになるよなー。

まーとにかく内容が盛りだくさんで、事実が色々面白すぎるもんだからそれを追っかけてるだけでおなかいっぱい。えーまだまだトラブルが起こるの？　という感じで何度も時計を確認してしまったよ。

それに比べると主人公はじめ個人のドラマはそうでもない？　いやまあさすがにハリスっ判事がどれだけ脚色されているのかっていうのにはちょっと興味があるけれど、あそこまで極端に描かれるからにはまあそれだけの理由があったんだろうなー。さすがに最後に下院議員の写真が出てきたときは笑ってしまったよ。

まあ結論はみんな知っているワケで、自分たちの陣営が負けるまでの個人のドラマをどう見せるかがポイント、なのかと思いきや結局選挙制度がヤバいよね、という民主主義の根幹への問いかけがドドーンと浮き彫りになるつくりであーうんすごいなーと思いました。途中で出てきた「名前が似ているだけで投票権を剥奪された２万人」がポーンとストーリーの中で宙に浮いちゃったときは、ケヴィン・スペイシーと同じく唖然とするしかないですよね。唖然。