あ、これはちゃんとしていて良いですね。スケールを無理に広げることなく、身近なドラマで、ありえそうなネット依存症のあれやこれやを描いていて大変好感が持てます。ファーストエピソードのキャラ付けとかバットマンの人の良さとかいやなヤツのいやなヤツとしての描き方とか、うーん全体的にとても良くできてるなーという感じ。あとネットとか今の時代ならではの出来事を映画いているのに、必要以上に説教臭くならないけれども、ラストはちゃんとテクノロジー絡みでゾッとさせているのが素晴らしく良い。バランス感覚が優れているって感じの内容。インスタと自分を偽ることみたいなテーマも十分に効果を発揮していて、うーんこれはちょっと文句をつけるところがそんなないなあ、という感じ。本当にイイ感じに落としてますよねーこのラスト。
まあしかしなんといっても主人公の立ち位置で、最初からネットというかスマホの依存症をあんな感じで描きつつ、スーパーマーケットの聞こえよがしな噂で泣いちゃうってあのシーンでもうギュッとハートを掴まれちゃいますよね。で、そこから流れるようなインスタ展開になって、うん、あの導入がとても良かったんだよなー。そんな状態の人間が大金を手にしてしまったら……うーん。思い返してもやっぱり良くできている話だなーと思います。