ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

チェルノブイリ・ハート

 

一応日本の映画が一本になっているのだろうか。2004年のアカデミー賞とってるドキュメンタリーなのね。

趣向としては明快で、放射能の影響で奇形になった子供達をガンガン映像で出して行ってショックを与えるやり口よね。あの映像を見せられたらショックすぎてちょっと他になにも頭に入ってこないというか……たぶんそれで目的は達成している感じ。逆にそれを直接そのままプロパガンダに結びつけないのが救い……とか思ったけど、あー、一応コレアメリカ万歳なところにもってはいってたか。いやしかし確かにアメリカの助力ってのは現地の人にとってはすげーありがたいことだろうしなあ。

しかしそのなんだ、日本人に対する謎のポエムが出てくるのはなんだかなーって感じである。本編であんだけドギツイものを見せておきながら、東日本大震災を念頭にあんなポエムを載せられても、うーんだいぶお花畑感を感じてしまうな……というのは正直ある。いや制作者は本気でやってるのかもしれないけどさー、チェルノブイリの出来事とは周囲の被害の程度が違うし、むしろ正確に被害を把握して適切に恐れよう、という意識が強いから、どーもこう反感を抱いてしまうよなあ。

社会運動が感情に訴えることを求められるのはわかるんだが……うーん。