やっぱ印象派の画家はみんな生きづらかったんだなー。というか、むしろなんでそんな生きづらい人間ばっかり集まるのか。いやまあ生きづらい人間が生きづらい人間どうしで集まって歴史上に残る変革を起こしたわけだからそれはすげー大変な出来事が起こってるんだなーと思う。しかしすごいなフランス。こういう人間を許容するバッファが社会にあるというのはチョー大事だなあと思う。選択と集中じゃ絶対できないだろ。
そしてまあタヒチが全然楽園でなくてしんどい。取り上げられている出来事は、まあその、場所を変えたってなんだった美女は寝取られるよねーというきわめてありがちな出来事でしかなくて、タヒチなんて地の果てまで行ったところで結局ゴーギャンはゴーギャンで、うーん生きづらい。あんなに地域の人とかとコミュニケーションとって自然と戯れてエキゾチックな体験があって、それでも結局自分の生きづらさからは逃れられないんだなーいやー。
んで、ゴーギャンのタヒチの絵ってみててもあんまりピンとこなかったのだけれども、この映画観た後だとやっぱり色んなものを感じてしまいますね。いいことなのか何なのかは良くわかんないですけど。
あとタヒチ、行きたくなりますね……もちろん映像の力なのはあるのでしょうけれども、漁のシーンとかなんか生活の喜びに満ち満ち溢れちゃっててもう……