ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

フード・インク

 

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こういう映画ってラストで教訓流しながら「ウィー・アー・ザ・ワールド」みたいな音楽を流すのがお約束なんか。逆にギャグっぽくて笑っちゃうんだけどなんだかなー。

正直言って食物生産が集約されて工場で生産されることにオレはなんの問題も感じていないので、動物かわいそう的なアングルを持ち出されてもサッパリ意味がわからない。工場で肉が処理されているシーンにそんなおどろおどろしい音楽を流されるとその作意にかえってドン引きする。自然の中で個別に処理すりゃヘルシーっぽく見えるは見えるかもしれねーけどそれこそその場所場所で処理に違いが生まれちゃうわけでしょ? 集約した方が安定して供給できたり平均して安全な食肉が供給できるかの方が重要じゃん。あまりにも印象操作の圧が強すぎてきついなあ。

しかしコーンの影響力の話は面白かった。『インターステラー』でもアメリカの象徴だよなーとか思って見てたけど、たんなる象徴とかそういうレベルじゃなくて、世界への食物供給の影響力の象徴でもあったんだなー。なるほど納得。

しかしまあよく「賢い消費者の選択」って話ができるよねー。そのきっかけさえ訴訟によって奪われているって話したばかりじゃん。しかもハイカロリーな食料で糖尿病のリスクを追っているのって貧困そうなわけでしょ? それ明らかに矛盾してない? なんか色々見てきたけど、結局アメリカのロビー活動と裁判と行政の関係のヤバさが一番問題なのではなかろーか。そこに働きかけないとどうしようもないですよコレ。