ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ゴールデンボーイ

 

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あー、『ユージュアル・サスペクツ』の監督なのね。なるほど。

いやー変な作品で、いやーそこでそんな風に話振る? という作られた感が満載でビックリする。スティーブン・キングだったら可能になるんだろう時空がこの演出にはちょっと足りないかなーという感じ。『ユージュアル・サスペクツ』とかはなんだかんだカイザー・ソゼのハッタリでドン! というところがあったんだよねえ。それともナチスってアメリカに住んでる人間の視点で見るともうそれだけで説得力になるのかしら? でもどう考えたって後半の一番のキーである「病室で隣り合った人間が過去に同じ場所にいた」っていう偶然はうまく飲み込めないよなあ。そういう運命がありえる時空にはちょっと思えないというか……

テーマとしては「汚名は消えないよ」って脅迫が連鎖していく話になってるのだけれども、それぞれの役者の脅迫度合いがちょっとピンとこないかなあ……ラストのフレンチさん脅迫も、本来なら作品の最後のどんでん返しになるべきなんだろうけど、どーにもこーにもピンとこない。もうちょい「ギャフン!」って感じのどんでん返しがあるとよいなーと思いました。