ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

エディー&マーティンの逃走人生

 

13th -憲法修正第13条-』見てて本当に良かったと思うわ。ってかこれまんまあの映画で取り上げられていた問題をエディ・マーフィー主演でやったやつよね。いやー、ハリウッドって本当にこういう題材をきちんと取り上げ続けてきたんだなー。感心。囚人の労働力の問題やらがまさかこんなにストレートに撮られているとは思わなかった。ジム・クロウ法やらニグロリーグやらベタなところを抑えつつも、そんなに声高に政治主張はしない感じ。

まあしかしそういう虐げられた黒人の生涯を描くために、なんかこう全体の構成みたいなのはだいぶ埋もれちゃってる感じがするよねえ。あんなジジイになってからヤンキースの試合見るところに落ち着いちゃって本当にいい話なのだろうか。ちょっと捻った所長の決着の付け方も悪くはないけど、さすがに便所で死ぬはテキトーすぎないです? せっかくミシシッピの刑務所の白人の責任者が懺悔したんだから、ねえ……

年代ジャンプが多い作品だけれども、途中60年代から70年代辺りのモンタージュがもう濃すぎて困る。あれだけ短期間に濃密な出来事がガンガン起こると、主役ふたりの年齢感がよくわかんなくなってくるよね。

あとどーでもいいけどリー・アーメイはその死に様含めておいしすぎるでしょう。後半展開がぼやけがちだっただけに強烈な印象。