ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

サンシャイン・メイカーズ: ドラックカルチャーの立役者たち

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LSDをガンガン流通させていたひとたちのドキュメンタリー。

まああの時代の映画を観ているとホントにヒッピーとか意味わかんねーので、こういうのでなんとなく空気感を掴んでおきたい気分にはなる。っていうかオタクのドラッグの密造がそのままベトナムまで一直線に繋がってしまう世界はホントダイナミックすぎるだろ。ニクソンがパブリックエネミーナンバーワンしちゃうし。やっぱこの時代おかしいわ。

まあ当然メインどころの男たちはみんなスピリチュアルな方向に行っちゃってて、言葉の端々から見えてはいけないものが見えてしまっている感があって面白い。「あいつがグループから抜けたのはLSDが足りなかったからだ」とかもう笑うしかない。

しかし刑務所の下りは最高だよなー。彼女にドラッグを風船の中に詰めてもらって、面会キスでゴクンと呑み込んで、あとでうんこから取り出してゲット! ってふつーにそれだけでも爆笑なんだけど、そこからフツーに部屋でトリップするばかりか食い物にLSD混ぜてムショ中ラリラリにして「俺たちは自由だ」とかホントマジで自由すぎだろ。ってか風船は体の中で破れたりしないのだろーか。まあ色々アングラ本とか読みあさってる人っぽかったから、そこら辺も既に確立されたノウハウがあるのかなー。

あとどうしてもカナダの下りのあまりにカナダっぽいところは大変微笑ましい。身分証明書手に入れて釣り人の格好して国境をスルッと抜けちゃうとかいかにもって感じだし、そのまま20年潜伏生活してドラッグをガンガン密造して、捕まったときは全カナダ人が2回ラリれるドラッグがあったとか、なんかもうザ・カナダって感じ。