サイバーネット

サイバーネット [DVD]

おー！　これが1995年に描かれたインターネット！　ギーク！

いやー、素晴らしい時代の味わいだなあ。ディテールとかはさておいて、ハッカー文化が当時どのようなイメージを持たれていたのかがバッチリ描かれていてチョーステキ。プラネットをハッキングせよ！　たまらん！

なんつーか、ヒップホップ文化を描いた作品を見ている感じ。ハッキングがスーパークールで、自分たちのようなうだつの上がらないオタクでも知識で世の中をぎゃふんと言わせてやることができて、大企業の巨悪なんかともフツーにバンバンやれちゃったりなんかして、そこにはアンジェリーナ・ジョリーみたいなたいへん魅力的なガールもいたりなんかしちゃったりして、そして我らの手にはいつも神の飲料コカ・コーラが存在している！　創作は弱者のために機能して、夢のロールモデルを提供するってのがまあよくわかる作品である。

あとソーシャルハッキングでゴミ袋漁ったりとか刑務所からフックスイッチで好きな番号に電話かけたり、まあハッキングをテーマにするならそこら辺は抑えておかないとねーという描写が抑えてあって良い。あとはピザか。やっぱピザとコーラは重要か。