ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アトミック・ブロンド

 

アトミック・ブロンド [Blu-ray]

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あー、ジョン・ウィックとかデップー2の監督の人なのね。ある意味納得――なんだけど、うーん、ちょっとアクションがキツいよなー。いやまあシャーリーズ・セロンは大変お美しくて、傷ついていく様も大変よろしく、ねっとりレズシーンもキャー素敵って感じになるんですけどね。なるんですけど、根本的にこの小柄な女性が肉体の格闘でゴロツキをガンガン倒していくところにイマイチピンとこないところがあるんです。いやね、それが例えば最後のホテル内でのガンアクションみたいのだったら何も問題なくあー眼福眼福って感じなんでございますけれどもね、これが例のスーパー長回しみたいに肉体で掴み合ってボロボロになって戦うシーンだと、どーもこう乗り切れないものがあるんです。まあそこら辺も加味してのスーパー超絶アクションカメラなんでしょうけれども、別にあのシーンでカメラがすごい! ってなってもしょうがなくないですか? めちゃくちゃ長いシーンではあったけれども、自分は圧倒的にあの『オールド・ボーイ』の横向き長回しのほうが説得力を感じたなあ。カメラアングルを凝ってても、『ザ・レイド2』のオープニングとかの「あーここで役者に保険とかかかってなさそう……」みたいな迫力はありえるわけでねえ……うーん。ついでにあの長回しに文句をつけるなら、なんであんな中途半端なところで長回しを切るのかが本当によくわからん。やるなら車で限りなく一人称視点に近づけてから出し抜けの衝撃! をやって水中脱出の足挟まってるのが分かるところあたりまで続けるべきじゃないんですかね? 現状、なんかできるから技術を見せつけてるだけに感じられて、すごいことはすごいんだけど、あんまり好きじゃないです。