ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ロボット

 

いやーすごい。すごい映画を観たなー。

いやね、基本的にはとても丁寧な映画なんですよ。「なんでそんなおっさんロボットを創るの?」「ってか自分のコピーを創るなんてさすがスーパースターはナルシストだなあ」みたいな暢気な感想を抱いていられるくらいには丁寧。そんなベタベタな展開にそんな時間かけるの? と呆れつつも、でもやっぱり踊り出すと楽しくて見ちゃうなーってくらいは丁寧。ロボットモノのテーマをちゃんと踏まえつつ、自分と同じ姿っていうドッペルゲンガー的な状況でビジュアル的にも工夫があって、いやー普通に面白い映画じゃないこれ? とか思ってたんですよ。

何あのクライマックスの展開。いまだかつてこんなCGの使い方見たことないよ。いや、違うなやっぱ見たことあるな、ほらあのガーナの映画で。


the best movie ever made in GHANA and AFRICA

こういうヤツ。いかにも「CG使えるようになりました!」「だから使ってみました!」という、新しい技術の喜びに満ちあふれていて大変微笑ましいヤツ。

の、使い方を5万倍くらい洗練させて過剰にさせて、それまでのフツーに楽しかった映画に突如としてぶっこむと、そりゃあもう「すごい」としかいえなくなりますよねー。しかもCGで増殖するのがスーパースターラジニカーント、あっちを見てもこっちを見てもラジニカーントなワケでしょ? うーん、すげえ……完璧に計算され尽くされている……さすがインドや……