ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ディザスター・アーティスト

 

まあ真っ先に『The Room』がどっかで配信されているかどうか確かめるよね。絶対観ても面白くないし後悔すると思うけど、それでもまあ観たいよね。とかいってまだ『プラン9・フロム・アウタースペース』観てないんだけど。まあホントのところそこまで積極的に観たいわけではないけれども。

っていうかこれ、『エド・ウッド』と同じヤツだよね。あるいは最近だと『レイダース!』なんかも近いか。っていうかなんか序盤で色々それっぽい人がドキュメンタリーっぽくインタビューさせられて、モキュメンタリーなのこれ? とか思ったけどJJの顔くらいは覚えていたのだった流石に。

まーその、とにもかくにも山場のプレミアム上映が最高で、あのシーンに創作者の苦悩がみんな詰まっているといってもいい。見ようによっては大変残酷なシーンだけれども、やっぱりさー、作品が何を指し示すかは作者のコントロールを離れているんだよね。作者の想像通りの感動は与えられないかもしれないし、意図に反してコメディと受け止められることだってある。それはある意味悲劇だけれども、同時に創作者にとっては何にも代えがたい奇跡でもあったりするのである。だからこそ創作を愛する観客は、無様に転んだ作品であれ、走り出したことそのものは祝福してあげたいよね、という……いやーほんと、あのプレミアム上映は、話としては結構ヤバいつくりをしている気もするけれども、創作者としてはたまんないだろうなー。

あとラストの字幕、主人公の年齢も金づるがなんなのかいまだに分かっていないというのが最高に良い。作品全体の吸引力であるブラックボックスが明かされないまま、現在のリアルな世界でも進行しているというあの底の見えない感じ。

いやー、やっぱ『The Room』観ようかな……