ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ビデオゲーム The Movie

 

ビデオゲーム The Movie(字幕版)
 

あー、Kickstarterで資金集めた奴なのね。

まあこういう創り手が愛に溢れた題材を扱えば大体10割増しくらいで面白いはずで、それなのになんかイマイチピンとこないのはなんでだろうなー。EDとか明らかにめちゃくちゃズルいつくりのはずなのに、全然ピンとこない。全体の構成も行ったり来たりで意図が余り良く掴めないし、うーんこれ映像作品としてあんまりデキが良くないんじゃないかなあ。っていうかゲーム愛というよりもむしろオタクの自己弁護みたいなニュアンスが強すぎてひいたんだけど、アメリカのギークってそんなにアイデンティティを自己弁護してファッションに気を遣わないと自分がゲームオタクであることを主張できないの?

ところでこの作品内では無条件に「現実に近づけば近づくほど良い」「表現力が上がれば上がるほど良い」みたいに映画的な映像作品としてのクオリティが高まることをゲームの進化と考えている節があって、あーこれは日本と根本的に考え方がちがうんじゃねーかなーと割と感心した。いわゆる駆け引きの面白さとか戦略みたいな「ゲーム性」よりも圧倒的に映像表現に重きを置いている感じ。マリオでキャラクターを見出したJapan的な発想だよなーと思って結構感心した。というかそんな話、前に読んだ『現代ゲーム全史 文明の遊戯史観から 』にもあったっけ? めちゃくちゃ面白い本だったのにすっかり内容忘れているなあオレ。