ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

秘密工作員: 敵地の行動規範

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なるほどなージョン・フォードはこういう映画も撮ってたのか。大変味わい深い。

いやしかしコレ実際問題どれだけ本気で役に立つと思っていたのだろうか。ハウツーものとしては笑っちゃうんだけど今見るからそう感じるだけなのかしら。どっちかっつーと戦意高揚とかそういう意味合いが強そうだよなあ。ふたりのスパイの潜入を描くけれども、笑っちゃうほどつくってあって、いやまあしかし下手に眠りそうな実践ハウツーより、こういう風に感情を少しでも引っ張るつくりの方がいいのかしら? 警察のそわそわシーンとかは笑っちゃうけれどもやっぱり見ててそわそわしちゃうもんなあ。でもあんなに無理矢理泳いで逃げるシーンとかあと女性引っかけるシーンとか入れる必要あるのか謎だけど。

あとなんか知らないけどメタ構造があって、「お前らもオレらと一緒にこのビデオ見ようぜ」からの、「見てもらってどうだった? ここら辺どう思った?」みたいな復習を最後にやられてビックリした。いやまあ原始的ではありますが、しかしああやって構造までブチ込まれて問いかけられると、フツー人間いろいろ考えてしまうものなのですね。プロパガンダのテクニックは色々研究されてたんだろうなあ……