ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ハリウッド・スキャンダル

 

ハワード・ヒューズといえばもうなにはなくともアビエイターでレオナルド・ディカプリオで、この映画の主演のオールデン・エアエンライクは時々だいぶレオナルド・ディカプリオに似ていて、でもオールデン・エアエンライクの役はハワード・ヒューズではなくて、見ていて何かすごく混乱する!

そしてハワード・ヒューズを演じるのはウォーレン・ベイティで、しかも監督までしてしまうのか。ってか結構なベテランでございますよね。しかも監督・脚本・主演で、しかも内容がこういう地味な人間ドラマってよくもまあ撮ったもんだ。よっぽどハワード・ヒューズって人物が魅力的だったんだろうなあ。

しかし演出的にはこうひとつのカットが短すぎて、だいぶ忙しなく感じてしまった。結構時間のスケールもあるし、情感みたいなのが大事な作品だと思うんだけど、ハワード・ヒューズの混乱した内面を表すかのようにパツパツパツとシーンが切り替わって、それがいいことなのかよくわからん。少なくともあのセックスシーンのクロスカッティングが埋もれちゃってもったいない感じはする。ヒューズに関してはあれだけ引っ張って引っ張って見せているのに、なんであのふたりの恋愛模様をもうちょっとじっくり見せてあげなかったのかしらねえ。