ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

パンピング・アイアン

 

先日見たロニー・コールマンのドキュメンタリーが面白かったんで、作品中でも伝説の作品的に紹介されてたこの作品を見た。

いやー、シュワルツェネッガーの映画だよねえこれ。もちろんボディビル界で伝説の存在だった時期を撮っているのだから当然なんだけど、まあ周囲の登場人物とは全然扱いは違うし、話す内容もちょっと格が違う感じ。というかその後のハリウッドスターとしての成功や知事になったりする辺りのことを知ってると、インタビューがあまりにもあけすけでビックリしてしまいますね。ボディビルでエクスタシーを感じるみたいなこといいながら、美女と一緒にポーズ撮っちゃうんだもんなあ。

あと冒頭のエピソードでは明確に、イジメでやられた自尊心を取り戻すためにボディビルダーをはじめた的なエピソードが語られるけれども、その自信の持ち方は外見として現れるわけで、必然的に「いかにして自分を見せるか」という点に意識が行くのだなあ。だから冒頭からムキムキマッチョマンがバレリーナに指導を受けちゃったりする、と。親子のポージング指導で「視線」に対する指示があるのもなるほどなあって感じで、つまり見てる人間の視線誘導を行ってるのか。基本的なことなんだろうけど、すげえ納得した。