中島みゆきは歌わないしバージルは飛ばない方。
なんか前にニュースになってたよね、Facebookか何かで公開でパーティーを募集したら知らない人バンバン来ちゃったヤツ。それが元ネタになってるのかもしれないけれども、それだけで映画創っちゃうのがうーん胆力あるなあという感じ。あらすじとかなんの捻りもなさ過ぎて書けないよねコレ。しかしそれでもきちんと楽しく観れてしまうのは多分視点の妙で、モキュメンタリー形式で撮られていることがかなりバッチリ機能しているんだと思う。
内容的には『ときめきサイエンス』を思い出させるなーって感じで、家で親の目を盗んでのパーティーってある種の様式美っぽいよね。でも内容がだいぶ現代的というか、今の時代だといわゆる「炎上」みたいな自分が火種になったものがコントロールできなくなってトラブルが巻き起こる、的なあるある恐怖ってあると思うんだけど、そういうのっておうおうにして映像として描写しづらい。ってところを、自宅を舞台にパーティーを開いちゃうことで、これ以上なく具体的に表現できちゃってるのは、まあ普通に優れたところだよなあ。そして最後に自宅が炎上してしまうのもまあ、だいぶ象徴的である。
でもってラストが一応希望に支えられているのはいいよね。例え炎上させてしまって世の中から総叩きされても、人生は全然続くのである的な。