ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

イップ・マン 継承

 

前作のサモ・ハンとの死闘がちょっとすごすぎて、あれ以上のものなんて全然期待していなかったけど、いやーテーマをこう変えてこんなバッチリ撮れますか? すげーわ。

とにかくテーマがはっきりしていて、最初はバラッとしてやや不安だったプロットが、妻のガン告知から一気にギュイーンと締まっていく感覚がすげえいい。まあわっかりやすい悲劇ではあるのだけれども、これまで激しいアクションの裏で延々続いていたお互いへの想いへの積み重ねがこんな風に花開くとは思わなかったよ。この身長差で横並びで歩かれたら参っちゃいますよ。エレベーターのアクションのハラハラドキドキと降りきったときの安堵とかもう最高ですか。木人の音を鳴らすシーンのアクションの味わいったらないですよ。そしてダンスとかもう泣くしかないじゃないですか。あの不自然に真っ赤な紅とかもう見ていて辛すぎですよ。ラストショットの慎ましやかな感じはもう唸るしかないですよ。いやーすごい。なんなんだよこの品格は。

ストーリーはちょいとバラツキあって、突然ムエタイ? とかいきなりタイソン? とかラストの対戦相手もうちょっと立てなくていいの? とか思わなくもないけどいいよいいよもうそんなのどうでもいいよ。っていうか相変わらずアイディア満載のアクションの前にはもう全部許すよ。ってか、カンフー映画のアクションで、こんなに感動することがあるんだなあ。イップ・マンが人質を取り返しに乗り込んだ時に、竹を持っているだけで「うわああああこれやばいいいい!!」ってなっちゃうし、タイソン戦の低い姿勢に構え直したところで「ひえええええなんかすごいのくるううう」ってなる。

いやー、好きだわ継承。続編も楽しみである。