ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

やくざの墓場 くちなしの花

 

やくざの墓場 くちなしの花
 

梶芽衣子ダイジェストのエンディングに爆笑する。まあしょうがないよね深作欣二だってそりゃやられるわこの色気。『女囚さそり』の2作目もだいぶコスチューム力があったけど、こっちは和服&喪服制覇でしょ? しかもペー中毒、といわれてペーってなんか実は俺知らなくて調べたらヘロインっすか。もうね、九龍城の本でもあったけど、アヘン・ヘロインよくないね。よくない。チャン・ツィイーもやられてたし。ダメ・ゼッタイ。でももっと見たい。しょうがないね。

渡哲也は相変わらず背中が丸くていいなーと思う。梅宮辰夫と見たことがないくらい激しい殴り合いをしていてビックリしたよ。あれだけ徹底的にやられたら、その後お祭りパツキンガール乱交大会で仲良くなってもしょうがないなーと思えるね。

ストーリーはそういう「転換点」をいかに説得力を持って描けるかというのが難しくて、普通は絶対こんなん前後関係繋がってないじゃん、というのが映像の力とかで納得させられると最高に楽しいんだけど、この映画ではやっぱあの鳥取砂丘がヤバいよなあ。あんな波飛沫の中でラブシーンやられたらもう一発で「うんこのふたりのこの状況ならくっついてもしょうがないわ」とか思わされてしまう。色々ついていけないところも多い作品ではあるけど、あの名シーンがあればオッケーです、という感じでした。