ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ミニオンズ

 

ミニオンズ (吹替版)

ミニオンズ (吹替版)

 

いやね、こいつらにいわれのない憎しみを抱いているんですよオレ。TOHOシネマズ行く度にですね、こいつらのどうでもいいコント見せられるの。紙兎ロペほど苛立たしくはないけれども、それでもさあ、お金払って映画見る前になんでこんなどうでも良い奴らのどうでも良い動画流されなきゃならないの? 挙げ句『ペット』とか『グリンチ』とかどんな映画かサッパリわからねーし興味もねーキャラクターを押し売りされてさ、むしろ逆にキャラがかわいそうになってくるレベルだよね。

でもまあ一応色々グッズも出ているみたいだし、コラボ案件も結構地道にやってるみたいだから、映画もまあまあ面白いのかなあと思ってみたらうーんこんなもんだよなあというデキで見終えたのであった。言葉の通じないモンスターを用いてアクションでコメディをやるというのは大変志が高いし、それに対してきちんとアイディアもリソースも割いて丁寧に作品を創っているなーというなーという感じがするけれど、全然愛着が湧かないのはなんで? キャラデザがキモいから? んーいやでも別に『モンスターズ・インク』のキャラが可愛らしいわけじゃないじゃん? なんかもっと根本のところから、キャラクターに感情移入させるという手続きを軽視しまくっているように思えるんだよなあ。シリーズの途中から見たのが悪いのかしら。それともやっぱり先入観のせい? いくら悪人と相手に良いわけをつけても、失敗でカジュアルに人間を殺してるキャラに思いっきり感情移入することはできないとか、イノセントな存在として描くことに全然執着してないよなーとか。

まあでもやっぱりそもそも、感情移入する対象としてキャラクターを描いてないのだろうなあ。キャラが楽しく動いてわちゃわちゃアイディアが詰まってればそれでいいやって感じ。そこに60年代の時事ネタをオシャレに挟み込んじゃって、オコサマ向けには言い落としどころなのかもしれないけど、うーんしゃらくせーなーという感じ。この調子じゃ映画館行く度にまた無意味な憎しみが募るんだろうなー。