ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

リボンの騎士 少女クラブ版

  

あ、これ少女クラブ版の方が前なのね。副題がつく書き方だからてっきりこっちの方が後なのかと思っていて、削ったにしては別に良くなってない展開はあるよなーと思ったんだけど、時系列が逆なら納得。無印の方が振れ幅もしっかりしているし、テーマの彫り込みも深いし、なによりメフィストフェレスの娘の描き方がだいぶキャッチーになっている。少女クラブ版こっちのはただ乱暴な飾りだけど、向こうはエロい。エロいのは大変大事である。逆算して考えてみるとこっちはワリとサックリ女性になって天使も天に戻ってしまっているから、その後作品のテーマとしてはもう少しそこを彫り込んだ方がいいって感じになったのだろうなあ。

それにしてもラストのガチャガチャっとした感じはつらいなあ。着地が難しい展開になっているのはわかっているけど、突然のウミヘビと人魚の登場で「えー!?」って感じ。そのあとの国の決着の付け方も大変都合が良くて、連載苦労したんだろうなあってのが感じられてしまう。せめてメフィストフェレスが力によって自滅するラストがちゃんと描けていて良かったなあ。

後全体を通してなんかよくわかんないのは笛のエピソード。全体の中でもそんなに意味がないと思うんだけど、無印でもやってたよね。あれって一体何なんだろうか。