ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

怪竜大決戦

 

怪竜大決戦 [DVD]

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うおーそうかーこういう感じかー。いや、日本のヒーローモノの源流として忍者ものがあるとかそういう話はなんとなく聞いたことがあったのだけれども、こういう形で目の当たりにすると「うおっ! なるほど!」とものすごい納得感がある。ってか松方秀樹が正義の忍者役で出てくるのがもう全く予想外すぎて爆笑してしまった。そうかーそうだよなーそういうルートでやってきた役者なんだよなー。

そもそも再生した時点でタイトルすら忘れきっており、冒頭でいきなり竜がザバーッて登場したときは最高にテンションが上がった。いきなり首もげる忍法をユーモラスに見せたりとかしておー楽しーなーと思ったら、いきなり舌を噛み切って下忍が自殺したりとかなかなかハードなシーンが襲ってきたのでビックリもする。ストーリーは親子関係だの復讐だの裏切りだの殺し合いだのストレートでありながら結構残酷で意外に忍者モノって感じがして良いよね。

そしてなんと言っても白眉は、火対水のどーしょーもない忍法対決からの怪獣プロレスで、いやまあ二体とも差別化もろくにされてねーしフィニッシュホールドももたねーしで延々押し相撲って感じのパートではあるのだけれども、背景の結構大きなスケールの城が壊れたり炎上したりでなかなかに迫力がある。あと湖が下にあって石垣崩れながら落下するとかいうスタントにも大変意外性があり、まあそんなお城をバックに二体の怪獣が組んずほぐれつする絵面だけでわりと満足してしまうのだった。