ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所

 

トビー・ジョーンズがズルい。なにあの味のある顔。ちょうズルい。あんな味ある顔で画面見られたらそりゃもう怖いよ。

怖い映画ってよくわからんなーといつも思う私ですが、この映画に関してはかなりイイ線いってると思います。特に音を中心にビックリ演出もあるにはあるけど、でもビックリさせるだけではなくて例えばモンタージュとかで単純には説明のできない感情を喚起させることを志向していて、うんうんこれはいいぞ、と。作中作で同じシーンを再生されても「ふーん」って感じだけど、話す言語が違うだけでギョッとしちゃうあの微妙なズレの感じ、素晴らしいですよねー。

あとはOPかな。自分そんなに見てないので詳しくはわかんないのですけど、ヒッチコックの『めまい』のコラージュ的なアレとか、あとマカロニウェスタンのシルエットアニメなアレとか、怖いですよね? そういう恐ろしさがぎゅぎゅっと詰まったOPは素晴らしく、突然音量上がってちょっとムカついたけどでも許す。ってか音楽Broadcastって知ってあーってなってる。確かにこういうのに合いそうよね。

いやこの作品を他人に薦めるかと言われると絶対薦めませんけどね。でもやっぱりこういうホラー表現の方が全然好きではありますはい。