ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

バリー・シール アメリカをはめた男

 

バリー・シール アメリカをはめた男 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

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この邦題でいいのか。元のタイトルをだいぶ台無しにしてる感じもするけど。

もちろんベトナム戦争もよくわからんなーとは思うけどブッシュ時代の外交政策とかもっとわからんよね。知ってるのは中東のアウトラインくらいで、コントラって言われたらやっぱコナミの魂斗羅しか出てこないのである。知識では何となーくあんま上手く行かなかったみたいなのをどっかで見た気はするけど、まさかこんなへっぽこ作戦だったとは。こないだ見た『ウォー・ドッグス』と同様に、軍事作戦って金はかかるし目的のために手段をえらばんしでまあヤバいところの資金源になるもんですなあ。

にしてもまあ面白い展開満載で、その面白さがリアルの出来事から来る面白さだからヤバい。自称CIAが君をエージェントにするとか言ってすぐ会社辞めちゃったり、薄給という理由付けからサクッと密輸の片棒担いでしまったり、へっぽこコントラ作戦が田舎町の広大な土地で行われたり、大金を無造作にボンボンそこら辺に放り投げておいたり。でもって極めつけがラストのホワイトハウスが親分でそのまま密輸を続けろって話でしょ? いやー、創作の想像力軽々と超えちゃってますよねー。

演出は全体的に悪くなくて、テープの手書きフォントを章タイトルにしてポンポン話が進むのが心地良い。金さえあれば夫婦の中がどう取り持たれたかとかいちいち果敢でもいいのだ。実録モノってこのテンポ感じゃないとだめよねー。

にしてもさすがにトム・クルーズが若者時代をやるのはだいぶ無理があるなあ。体格がかなりおっさんだもん。次の『ミッション・インポシブル』とかホントに大丈夫なのかしら……?