名作をきちんと追いかけようシリーズな感じで見たんだけどこれどっちかっつーと「パンツおパンツ」ってタイトルにした方が良いのではないか。冒頭からかなりの角度で切れ上がるスーパーミニスカートから惜しげもなく披露されるおパンツ。そして特技逆立ちでことある毎に炎天下に晒される純白パンツ。これはなんなんだ。なんなんだいったい。パパ混乱しちゃうよ。
というように子供向けのアニメなのにあちこちに危うさがあって大変面白い。ファーストコンタクト辺りではパンダサイズには収まらない家がパパパンダのアクションで次々に破壊されていくのが得も言われぬ驚きを生み出す。家の椅子やら階段やらをブッ壊すことが密かに示すパパパンダの凶暴性になんとも言えないざわつきを感じながら作品を追いかけることになるのだった。謎の緊張感。
っていうかさー、この脚本ってやっぱ恐いよね。ばあちゃんは子供をおきっぱなしにしてなかなか帰ってこなくて、そこへ連れ子共々やってきたパパパンダが妻であり娘でもある女の子と一緒に生活するとか、いや別に宮崎駿がどうのこうのじゃなくある種の願望を読み取ってしまう。のは、オレの脳が穢れているのかしらん。