荒野の1ドル銀貨

荒野の1ドル銀貨 スペシャル・プライス [Blu-ray]

顔が薄ーい！　『荒野の用心棒』と立て続けに見たのが悪いんだけど、まあ全体的に顔力の弱さに説得力の薄弱さを感じてしまう作品なのだった。ライティングがフラットな感じだったり夜の青みの掛け方の雑さだったりも気になるけど、撮影技法の問題なのかしら？　このジャケットみたいな濃さのある面構えの話じゃないよねえ。

内容については、まあとにかくご都合主義で笑う。死亡確認足りてないとかそんな展開アリですか？　まじで？　ってか１ドル銀貨貫通してるじゃんそれ。いやまあそれはトホホで譲ってしまうとしても、さすがに関係人物があんなに雑に集まっていいものか。そもそも兄弟の再開があんなサクッと行われてそれが単なる偶然とか……いやまあそういうレベルの脚本ですよって前提で見なきゃならないんだろうけどさ。しかしなあ、南軍の誇りを取り戻したはずの使いっ走りへのフォローのなさとか、さすがにちょっとあり得ないよなあ。あとスパーで拘束を解くのは笑った。さすがに気付けよ間抜けすぎだろ。

イエローストーン自体は世界遺産もあるしなかなか興味がある地形だけどあまり映画に出てきた記憶がなくて、だから舞台で「おっ！？」と思ったけどそんな固有の展開ってわけでもなかったなあ……うーん、残念。