ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

クレオパトラ

 

クレオパトラ <2枚組> [Blu-ray]

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こ、これがあの伝説の作品『クレオパトラ』か! いやー私もそんなにディープな映画ファンではございませんが、普通に映画の知識を得ているとちらほら見えてくるわけですよなんか希代の失敗作としての『クレオパトラ』の噂が。そんなにやべーの? と思って見始めたところ、うん、これはやべーや。

もうね、とにかくスペクタクルが異常。もちろん古き良きハリウッド映画がスペクタクルがちょっと信じられないくらいスペクタクルしてるのは知ってるし、モノクロ時代はともかく『ベン・ハー』とか『アラビアのロレンス』とかは押さえていて、うおーすげーなー人間がいるからこそ出る迫力ってあるよなーと感心したりする。

だけどさー、この映画におけるスペクタクルはヤバイよね。大量の人員が珍妙なコスプレをしてシリアス演技の後ろでボーッと立ってるだけ。熱演すればするほど醸し出されるなんとも言えない学芸会感。なんだこの演出は。さすがにエキストラが減ってからは名優たちが熱演するのがそこそこ見せるし、決まるところでは鮮やかな彩りがバシッと決まってたりするんだけど、いやーそれにしたって4時間はなげーよ。4時間。ないない。カメラもドリーすべき所でへなへなな手持ちカメラだったり、そもそもシナリオが冗長過ぎたり、もう映像を見ているだけでなんか色々混乱しきっている感じが伝わってきて、うーんある意味でとんでもない映画だなあ……。

っつーかこの映画観てからだと『ヘイル、シーザー!』の見方が違ったりするのだろーか。あんまよくわからん映画だったからなーあれも。